14県(埼玉県・石川県・福井県・三重県・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・福岡県・佐賀県・宮崎県)で構成する古代歴史文化協議会は、個々の地域的な研究だけではわかりにくかった日本の大きな歴史の流れを解明することを目的に、共同で調査研究をおこなっています。
令和元年度からは「古墳時代の刀剣類」をテーマに共同研究を進めており、本講演会はその中間成果を発表するものです。弥生時代~古墳時代前期の鉄製刀剣類が語る、ダイナミックな歴史像をごゆっくりとお楽しみください。
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第1部 基調講演
広域交流の重層性
― 1~3世紀の東アジア・日本列島 ―
金印・「魏志倭人伝」から弥生時代の外交・交易の実態に迫る。
卑弥呼が手にした『五尺刀』とは??
基調講演講師
- 石川日出志
- (明治大学文学部 教授・明治大学日本古代学研究所 所長)
第2部 パネルディスカッション
刀剣が語る古墳時代の幕開け
日本列島に初めて刀剣が登場した弥生時代。そして前方後円墳が出現し、各地の政治権力が大きく変革した古墳時代の始まり。このとき、鉄製の刀剣類が果たした役割とは? 北部九州・瀬戸内・日本海側、それぞれの地域がもつ豊かな特色を読み解き、壮大な地域間交流の実像を明らかにする。
パネリスト
- 石川日出志
- (明治大学文学部 教授・明治大学日本古代学研究所 所長)
- 君嶋俊行
- (公益財団法人 鳥取県教育文化財団調査室 室長)
- 林 大智
- (公益財団法人 石川県埋蔵文化財センター 主幹)
- 城門義廣
- (福岡県教育庁文化財保護課 技術主査)
- 石田爲成
- (岡山県古代吉備文化財センター 主幹)
- 三原翔吾
- (福井県教育庁埋蔵文化財調査センター 主査)